いつも意識してスキンケアをしているはずなのに、いつの間にかにきびができていることはないでしょうか?実は、にきびはスキンケアをしていたとしてもさまざまな原因でできますし、正しくケアをしていなければ炎症を起こすこともあります。
そこで今回の記事は、にきびについて、その原因や炎症ができる原因について、ご説明します。
にきびができる原因は?
まずにきびとは何か、そしてにきびができる原因についてご説明しましょう。
にきびとは
肌には毛穴と呼ばれる小さな穴がたくさん開いていますが、肌から出る脂分、また肌の表面の細菌、古い角質や汚れなどで塞がれてしまうことがあります。そしてこの状態が続くと、にきびができます。
にきびは体のどこにでもできますが、顔や背中、首、胸や肩によく発生するのが一般的でしょう。
にきびができる原因
にきびは、主に3つの段階を経てできます。
・皮脂の分泌が増える
まず性ホルモン、また偏った食事などの生活習慣の影響を受け、毛穴の奥にある皮脂腺から、皮脂の分泌が増えます。
・毛穴が塞がれる
肌のターンオーバーに乱れが生じると、毛穴の出口が古い皮膚である角質で塞がれてしまいます。その結果、毛穴のなかで皮脂が詰まってしまいます。
・細菌が増え炎症を起こす
皮脂が詰まった毛穴のなかでは、人間の肌に常に存在する細菌の一種であり、皮脂を栄養とするアクネ菌が増えます。アクネ菌が増えてくると、私たちはアクネ菌に対し炎症を起こします。
炎症が起きると赤く腫れ、痛みも強くなりますし、放置していると腫れはさらに大きくなってしまうのです。
にきびができる危険因子
次に、にきびができる危険因子をご紹介します。
実はなにがにきびをできやすくするかについては、いろんな説があります。
たとえばチョコレートやフライドポテトなどの食べ物が、にきびの原因になると信じている人が多いようです。しかしこれらの主張には、科学的な裏付けはありません。ただしにきびができやすくする、特定の危険因子があることはわかっています。
たとえば「思春期や妊娠によるホルモンの変化」や「避妊薬や副腎皮質ホルモン剤など特定の薬」、「乳製品の多い食事」、「親がにきびだった」、「ストレスの多い不規則な生活」などはよく知られているにきびの危険因子です。
にきびの炎症が起こる原因は?
では次に、にきびの炎症が起こる原因についてご説明します。
にきびの炎症が起こる原因
にきびになぜ炎症が起きるのか、その原因を解説します。
そもそも炎症とは、私たちの体が自分にとって好ましい異物を排除しようとする働きです。異物を排除するために、私たちの血液のなかに白血球などの細胞が存在していますが、これらは総じて炎症細胞ともいわれます。
好ましくない異物が私たちの体に進入してくると、炎症が発生しますが、炎症が発生すると、炎症の場所に炎症細胞が集結します。その結果、炎症が起こっている場所は赤くなり、腫れや熱をもつようになり、そして痛みを伴うようになるのです。
にきびでは、アクネ菌が炎症の対象です。
アクネ菌は普段は私たちの肌の表面に住んでおり、無害なものですが、にきびの初期段階で詰まった毛穴のなかで増えてくると、好ましくないと判断されてしまいます。その結果、炎症細胞に攻撃されるようになるのです。
炎症を起こしたにきびの特徴
にきびには、その程度に応じていくつかの種類に分けられることがあります。
白にきびと言われる初期のにきびは、肌の炎症を起こしておらず、2mm程度の大きさに毛穴が白く膨らんだ発疹にみえます。白にきびが少し進むと、空気中の酸素が原因で白にきびの中央が黒く見えるようになりますが、これが黒にきびです。
この状態で炎症が起こると、赤く腫れたにきびになります。いわゆる赤にきびです。赤にきびになると、にきびは盛り上がってみえ、痛くなるときもあります。この後は盛り上がった部分がどんどん大きくなったり、うみが溜まったりすることもあります。
つまり炎症を起こしたにきびには、にきびのところが赤く腫れ、熱や痛みをもつという特徴があるのです。
まとめ
にきびは最も一般的な肌のトラブルです。命に関わるような状態ではありませんが、炎症を起こしてひどい場合はご紹介したように痛みを伴うことがありますし、気持ちが落ち込むこともあります。
とくに顔にできるにきびは自尊心に影響を与えますし、正しくケアをしていないと、永久的ににきび痕を残す可能性もあります。女性も男性もにきびは「敵」ともいえる存在ですので、適切な処置をしていきましょう。また早め早めの処置が肝心です。
「エステサロン・エクラ」は、スキンケアのプロが肌のトラブルをかかえている方と一緒に、問題を根本から解決することを目指しているエステサロンです。もしにきびでお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ私たちまでご相談ください。最善の方法でにきびを解消することができるよう、共に取り組んでいきましょう。