お肌にまつわる悩みごとには、さまざまなものがあります。しみ・しわは老化のはじまりとも考えられるため、なんとしてもできないようにしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
しみ・しわができないようにするためには、できる原因を知っておくことが重要です。原因を知ることで防げるうえに、適切な対処も可能になります。そこで今回の記事はお肌の悩みであるしみ・しわについて、そのできる原因を中心にご説明いたします。
まずしみについて、できてしまう原因をご説明しましょう。
しみとは?
しみとは、別名「老人性色素斑」といいます。お肌にできる、小さくて平らな黒い点です。大きさはさまざまで、通常は顔・手・肩・腕などの、太陽の光をよく浴びる部分にあらわれます。
しみは50歳以上の大人によくみられます。しかし若い人でも、太陽の下で過ごす時間が長い人には、しみができる可能性があるのです。
しみができる原因
しみの原因は、肌のメラノサイトと呼ばれる色素細胞が、過剰に活動していることにあります。私たちの肌の表面は、ケラチノサイトという表皮細胞と、メラノサイトという色素細胞からできているのです。
肌は紫外線(UV)にあたると紫外線によるダメージを防ぐため、メラニンを産生します。メラニンは色素細胞で作られたあと、肌の表面近くのケラチノサイトにも供給されます。メラニンは紫外線を吸収し、紫外線によって肌のケラチノサイトが傷つくことを防ぐ役割をはたしているのです。ケラチノサイトは、通常約28~40日サイクルで生まれ変わっています。これを「ターンオーバーする」ともいうのです。
したがってメラニンがたまったケラチノサイトも、通常は28~40日以内にはがれ落ちていきます。しかし長年日光を浴び続けた肌では、メラニンが塊になることや高濃度に生成されることもあります。また年を経ること(老化)などにより、ターンオーバーのサイクルが乱れたりその能力が落ちたりすると、メラニンが排出されなくなることがあるのです。これがしみのできる原因となります。
注意すべきしみ
しみのサイズが次第に大きくなったり、しみの形が変形したりする場合は、注意が必要です。それは悪性黒色腫と呼ばれる、色素細胞(メラノサイト)のがんである可能性があるからです。疑わしいときには、早めに病院を受診することをおすすめします。
しわとは?
しわは老化の過程で自然に生じるものです。年をとるにつれて肌は薄くなり、乾燥し弾力性がなくなり、ダメージから肌を守る機能が低下します。その結果肌にしわができるのです。笑ったりしかめっ面をしたり、目を細めたりする表情をすると、若いことからでも小じわができやすくなります。このような小じわは、年齢を重ねるごとに深くなっていきます。
若いときは肌に弾力がありますが、年をとると肌の柔軟性が失われるのです。肌に弾力があれば小じわができてもすぐに元どおりになります。しかし弾力のない肌は元に戻ることが困難になり、永久的な溝ができてしまうのです。
しわができる原因
次にしわができる原因について、詳しくご説明しましょう。
しわはコントロールできる要因と、コントロールできない要因の組みあわせによって引き起こされます。
・年齢
年齢を重ねると肌は自然と弾力性を失い、もろくなっていきます。皮脂の量が減るとお肌は乾燥し、しわが目立ちやすくなるのです。また皮下脂肪が減少するようになります。その結果肌がたるみ、しわが目立つようになるのです。
・紫外線(UV)への暴露
紫外線は、自然な老化プロセスを促進する働きをします。紫外線にさらされることは、しわの主な原因となるのです。
紫外線を浴びると、肌の深いところにあるコラーゲンやエラスチン繊維などの、結合組織が破壊されます。結合組織は肌を支える働きをしていますが、結合組織がなくなると肌の強度と柔軟性が失われてしまいます。その結果肌がたるみ、しわができるようになるのです。
・喫煙・不規則な生活習慣
喫煙や不規則な生活習慣・ストレスは、お肌の老化プロセスを加速させてしわの原因となります。これは肌の弾力を保つために必要なコラーゲンの産生が障害されたり、肌のバリア機能が低下したりすることにつながり、しわの原因となるのです。
・乾燥
湿度が低いところでは、肌の水分が失われてしまいます。乾燥すると肌のしなやかさも失われ、しわができ安くなります。
まとめ
ここまでしみ・しわができる原因についてご説明しました。いずれも年を重ねること、また紫外線にさらされることや、喫煙などが影響しています。このうち年をとることはコントロールできませんが、紫外線量や喫煙はコントロールできることです。
「エステサロン・エクラ」では、肌質を改善することで肌のトラブルを根本から解決することを目指しています。もししみ・しわでお悩みの方がいましたら、ぜひ私たちまでご相談ください。お肌の専門家と一緒に、お肌の問題を解決していきましょう。